丸谷才一編「作家の証言」完全版 先週土曜(2月25日)毎日新聞読書面で、「作家の証言」(中央公論新社刊、3960円)の書評(評者は池澤夏樹氏)を読んだ。わたくしごとながら、キタが新聞記者になった年の1972年に「四畳半襖の下張」わいせつ文書事件が起きた。作家丸谷才一氏が裁判で被告側の特別弁護人を務めた。「作家の証言」は証人席に立った著名文学者たちの陳述など裁判記録を再… コメント:0 2023年02月27日 映画&ほん 続きを読むread more
西山太吉氏逝く 沖縄返還秘密協定の存在をスクープした元毎日新聞記者の西山太吉さんが逝去された。91歳。この問題が浮上した1972年4月、ぼくは新聞社に入社したばかりで、稚内支局で生活をスタートさせることをまだ知らない段階。札幌本社で新人記者研修を受けていた。スクープの結果、国家機密漏洩の罪にすり替えられ、逮捕されたことを知り、衝撃を受けた記憶がいまも生… コメント:0 2023年02月26日 新聞&メディア 続きを読むread more
当ブログ6つの「おすすめサイト」 このブログのフロント面左側に6つの「おすすめサイト」が表示されています。北海道新聞サイトを除けば、個人による優れたブログサイトです。当サイトに立ち寄ったついでに、ぜひ読んでいただきたいと思っています。 まずは「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」。言わずと知れた、IPS細胞研究でノーベル生理学・医学賞受賞者。山中博士が… コメント:0 2023年02月25日 続きを読むread more
マスターズ甲子園に選手登録 Facebookの母校、大阪池田高校野球部のページに2023年マスターズ甲子園のメンバー表が載った。去年のGW、一回戦を大阪まで観に行ったが、登録はコーチ。「野球するアホウに観るアホウ、おなじアホならやらなやきゃそんそん」というわけで、チーム有力者に選手登録を陳情。メンバー表を見るとシニアの35人目に名前があった、あった。背番号69。… コメント:0 2023年02月23日 健康・スポーツ 続きを読むread more
稚内時代。恩師と2人の畏友について 2月13日、尊敬する稚内支局の一期先輩、本間至能富氏と、同じくらい尊敬する一期後輩の髙橋雅博氏と大通の小料理屋で3年ぶりの懇親会を開いた。3人とも1948年生まれ。元気で何より。 ひととき、一気に半世紀前に滑り落ちる思いだった。当時の小田島支局長とは1972年4月から75年5月まで丸3年、2人の大型若手記者とは前後半1年半ずつ、目… コメント:0 2023年02月20日 続きを読むread more
ウィーンフィル公演の記憶、がない 自宅5.7畳の書庫(物置)は今年75歳になるぼくの思い出の玉手箱と化している。いまも、昨年没後30年だった芥川賞作家、李良枝関連資料を探していたら、美術関連2冊の図録の間からハラリとコンサートのプログラムとチラシが落ちた。 2008年9月22日、札幌コンサートホールでのウィーンフィル公演。指揮はリッカルド・ムーティ。ええっ?1… コメント:0 2023年01月19日 音楽 続きを読むread more
あの世から母が会いに来てくれた 正月2日、一昨年秋に他界した母、キヨヱがインターネットを使って会いに来てくれた。いい加減なことをいうな、と言われるかもしれないが、本当にそんな気がしたのだ。すぐにブログに書こうかとも思ったが、三が日の話題としては避けたほうが良いかと思って日延べした。 タネを明かせば、亡くなる前の年の正月2日、身を寄せていた札幌北区の妹宅で、ぼくと… コメント:0 2023年01月14日 思い出 続きを読むread more
ご挨拶、遅くなりました 新年のご挨拶が遅くなりました。特に忙しかったわけでも、健康を害したわけでもありません。念頭にあたりブログに何を書いたらよいのか、まとまらぬまま1週間経ってしまいました。 郵便で出した上の賀状に書いたとおり、今年は節目の年です。新聞社を退いて以来、国内外で続けてきた大学での教鞭を、この3月で区切りをつけ、4月から、道北東川町立日… コメント:2 2023年01月07日 続きを読むread more
薩摩焼カップと金継ぎ 愛用の薩摩焼きコーヒーカップが帰ってきた。けさ早速ドリップして一服。旨い。一年前、誤って文鎮をぶつけて、把手がもげてしまった。新聞社時代からの友人、今堀恵さんがそれを知って、趣味の金(きん)継ぎ細工で復元してくれた。 ▲帰ってきた薩摩焼のコーヒーカップ。把手の上の部分に黒っぽい細い線。これがが金継ぎの痕跡。漆で仕上げてある ▲カッ… コメント:0 2022年12月30日 続きを読むread more
リッカルド・ムーティ 経済知識をあまり持たない記者だった僕は、今も日経新聞を購読しながら本筋の経済記事は難しくてそれほど詳細に読まない。大好きなのは最終面の私の履歴書と小説。特に今の作曲家リッカルドムーティの巻は大変面白い。 ▲12月18日、日経新聞 僕はクラシックとりわけモーツアルトの大ファンだ。ムーティは言う「モーツァルトは交響曲や協奏曲、ソナタを… コメント:0 2022年12月18日 音楽 続きを読むread more