映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」〜おかえりお母さん〜 90歳代両親の老老介護の生活を娘が撮り続けたドキュメンタリー「ぼけますから…」(2018年)。「おかえりお母さん」とサブタイトルのついた続編をきのう、道新ホールで見た。夫婦の一人娘で映画監督の信友直子さんが第一作同様、小型カメラをもって夫婦に話しかけながらナレーションも手掛けた。 上のチラシによると、「本作は前作をひも解きなが… コメント:0 2023年03月06日 映画&ほん 続きを読むread more
「汚れつちまつた悲しみに」中原中也 昨夜(といっても、日付はきょう3月3日未明だが)、NHKのラジオ深夜便で、俳優の山本学さんが、詩を朗読していた。島崎藤村、中原中也、高村光太郎。ぼくは格別、詩に深い関心があるわけではないが、彼らの代表的な作品は心を込めて鑑賞した時期はあった。高校、大学生だった遠い昔のこと。なかでも、中也の詩集(文庫本だったと思うが)を買って、「汚れつ… コメント:2 2023年03月03日 映画&ほん 続きを読むread more
冬の旅人겨울 나그네 韓国仁川から来たという30代の青年に会ったのは、2月28日の朝10時過ぎ。支笏湖ビジターセンターの玄関前風除室だった。ぼくと家人が宿舎の休暇村支笏湖から歩いて20分ほど、まずこの地域の情報を得ようと立ち寄ったら、3月末までの冬季間は火曜が休館と、本館入り口に表示してあった。青年の傍らには大きなキャスター付きスーツケース。一目で遠くからの… コメント:0 2023年03月02日 旅 続きを読むread more
丸谷才一編「作家の証言」完全版 先週土曜(2月25日)毎日新聞読書面で、「作家の証言」(中央公論新社刊、3960円)の書評(評者は池澤夏樹氏)を読んだ。わたくしごとながら、キタが新聞記者になった年の1972年に「四畳半襖の下張」わいせつ文書事件が起きた。作家丸谷才一氏が裁判で被告側の特別弁護人を務めた。「作家の証言」は証人席に立った著名文学者たちの陳述など裁判記録を再… コメント:0 2023年02月27日 映画&ほん 続きを読むread more
西山太吉氏逝く 沖縄返還秘密協定の存在をスクープした元毎日新聞記者の西山太吉さんが逝去された。91歳。この問題が浮上した1972年4月、ぼくは新聞社に入社したばかりで、稚内支局で生活をスタートさせることをまだ知らない段階。札幌本社で新人記者研修を受けていた。スクープの結果、国家機密漏洩の罪にすり替えられ、逮捕されたことを知り、衝撃を受けた記憶がいまも生… コメント:0 2023年02月26日 新聞&メディア 続きを読むread more
当ブログ6つの「おすすめサイト」 このブログのフロント面左側に6つの「おすすめサイト」が表示されています。北海道新聞サイトを除けば、個人による優れたブログサイトです。当サイトに立ち寄ったついでに、ぜひ読んでいただきたいと思っています。 まずは「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」。言わずと知れた、IPS細胞研究でノーベル生理学・医学賞受賞者。山中博士が… コメント:0 2023年02月25日 続きを読むread more
マスターズ甲子園に選手登録 Facebookの母校、大阪池田高校野球部のページに2023年マスターズ甲子園のメンバー表が載った。去年のGW、一回戦を大阪まで観に行ったが、登録はコーチ。「野球するアホウに観るアホウ、おなじアホならやらなやきゃそんそん」というわけで、チーム有力者に選手登録を陳情。メンバー表を見るとシニアの35人目に名前があった、あった。背番号69。… コメント:0 2023年02月23日 健康・スポーツ 続きを読むread more
稚内時代。恩師と2人の畏友について 2月13日、尊敬する稚内支局の一期先輩、本間至能富氏と、同じくらい尊敬する一期後輩の髙橋雅博氏と大通の小料理屋で3年ぶりの懇親会を開いた。3人とも1948年生まれ。元気で何より。 ひととき、一気に半世紀前に滑り落ちる思いだった。当時の小田島支局長とは1972年4月から75年5月まで丸3年、2人の大型若手記者とは前後半1年半ずつ、目… コメント:0 2023年02月20日 続きを読むread more
ウィーンフィル公演の記憶、がない 自宅5.7畳の書庫(物置)は今年75歳になるぼくの思い出の玉手箱と化している。いまも、昨年没後30年だった芥川賞作家、李良枝関連資料を探していたら、美術関連2冊の図録の間からハラリとコンサートのプログラムとチラシが落ちた。 2008年9月22日、札幌コンサートホールでのウィーンフィル公演。指揮はリッカルド・ムーティ。ええっ?1… コメント:0 2023年01月19日 音楽 続きを読むread more
あの世から母が会いに来てくれた 正月2日、一昨年秋に他界した母、キヨヱがインターネットを使って会いに来てくれた。いい加減なことをいうな、と言われるかもしれないが、本当にそんな気がしたのだ。すぐにブログに書こうかとも思ったが、三が日の話題としては避けたほうが良いかと思って日延べした。 タネを明かせば、亡くなる前の年の正月2日、身を寄せていた札幌北区の妹宅で、ぼくと… コメント:0 2023年01月14日 思い出 続きを読むread more