あの世から母が会いに来てくれた

正月2日、一昨年秋に他界した母、キヨヱがインターネットを使って会いに来てくれた。いい加減なことをいうな、と言われるかもしれないが、本当にそんな気がしたのだ。すぐにブログに書こうかとも思ったが、三が日の話題としては避けたほうが良いかと思って日延べした。
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タネを明かせば、亡くなる前の年の正月2日、身を寄せていた札幌北区の妹宅で、ぼくとツーショットで撮った写真が、Facebookに再掲載されただけの話なのだが。

Facebookを楽しんでいる方なら、ご存じだと思うが、自分が一度アップした記事(写真)が数年後にひょこっと再掲載されることがある。ページのアクセス数を増やして広告収入アップを図る胴元(meta社)のたくらみに違いない。

母はぼくが北海道に移住した数年後に妹らと来道、亡くなるまでずっと妹夫婦と同居した。年始はぼくのほうが妹宅を訪れるのが習わしだった。この写真はおそらく最後のツーショットではないか。

翌年、6月ごろ、体調を損ね病院に行くと、直腸がんが進行していた。コロナ禍で不調を周囲に訴えて病院に行くのをためらったことが命取りになってしまった。享年98(正確には97歳と3か月)。

 生前、親孝行らしいことができたとは思えない。悔いて墓(石狩町にある)に布団を掛けても意味がない。毎朝、遺影に合掌するばかり。

 





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