薩摩焼カップと金継ぎ

 愛用の薩摩焼きコーヒーカップが帰ってきた。けさ早速ドリップして一服。旨い。一年前、誤って文鎮をぶつけて、把手がもげてしまった。新聞社時代からの友人、今堀恵さんがそれを知って、趣味の金(きん)継ぎ細工で復元してくれた。
322863330_546649630671321_4711754685693247937_n.jpg帰ってきた薩摩焼のコーヒーカップ。把手の上の部分に黒っぽい細い線。これがが金継ぎの痕跡。漆で仕上げてある
323163833_1571023433341870_5230255333518640259_n.jpgカップの裏に「壽官」の号が押されている
 仕上げはカップの肌理(きめ)と同色風合の漆でキズを覆ってあるので線状の文様にも見える。カップは古い友人、十五代沈壽官の窯(鹿児島県)で焼かれた。7、8年前窯を訪ねた記者時代の先輩のお土産。新春、鹿児島を旅して10数年ぶりに壽官さんと再会する。そのおり、カップ再生の話をしようと思う。

十五代沈壽官三都の思い出を書いた過去ログです。クリックしてご参考に。

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