プレ認知症の夫婦喧嘩
けさ、朝ごはんが終わり、ほぼ私の日課になっている、茶碗洗いとコーヒー淹れをしながら、姐さん(注・妻)と大声で怒鳴りあう喧嘩をした。些細なことに目くじらを立てる夫と、事実関係の思い違いをする妻。これは認知症時代突入直前の夫婦の姿かもしれない。
台所の流し台横を見ると、姐さんのコーヒーマグに冷めた日本茶がなみなみと満たしてある。「あんたはいつも飲みもしないお茶を容れたまま、ほったらかしてる。それやめろや。飲む分だけ容れなはれ」と声を荒げてしまった。
すると、姐さん、「あんたがポット(実は日本茶パックを入れたフラスコ)にお茶を入れてほったらかしになっていたのを、私がコーヒーマグに入れておいたんや」とのたまう。
あまり自信たっぷりにおっしゃるので、つい、「そうか?それは清まなんだが(すまなかったが)、あんたこのごろ、コーヒーといわず、お茶といわず、みそ汁といわず、容器に入れっぱなしが多いで!」と畳みかける我。
そこで、思い返してみた。きのう、日本茶が飲みたくなり、お茶パックを2つ、フラスコに入れ、沸かしたお湯を注いでお茶を飲んだが、2人1回分のお茶はフラスコを何度も振って出し切ってお茶は一滴も残っていなかった。後でお湯を注いで二番煎じに、と思いつつ忘れてしまったのだった。
ぼくの習性からも、湯をもう一度フラスコに注いで淹れたお茶を自分のコーヒーマグに移したのは、ぼくではなく、姐さんだというのが合理的推測がなりたつ。姐さんもそれを忘れてしまっている。
ぼくは、コーヒーでも日本茶でも、いったん自分のマグに淹れると、まずよほど、作業に没頭してカップのことを忘れない限り、飲み残しはしない。だから敵がそれをやったら、ついつい腹を立てる。
ここまでを読んだ読者のみなさん(犬も食わない夫婦喧嘩を読んでいただくのは申し訳ないが)はもうお気づきだと思う。❶どちらもつまらないことに腹を立てている❷ちょっと前のことなのに思い違いをして、相手のせいにするーこれはもう老人の持病「老人性唯我独尊症」とでも呼ぶべきか。
ともかくも、認知症一歩手前にぼくたちはいることを自覚すべきだ。自戒をこめて、恥を忍んで書いておいた。
これを書く前、ブログの過去ログアクセス履歴に偶然、目を通すと、昨日、下の過去ログを読んでくださった方がいらっしゃる。2016年12月にも夫婦喧嘩のことを書いているのだ。
夫婦げんか https://makanangin2.seesaa.net/article/201612article_3.html
いやはや。これで結婚50年。よくもっているなあ。
台所の流し台横を見ると、姐さんのコーヒーマグに冷めた日本茶がなみなみと満たしてある。「あんたはいつも飲みもしないお茶を容れたまま、ほったらかしてる。それやめろや。飲む分だけ容れなはれ」と声を荒げてしまった。
すると、姐さん、「あんたがポット(実は日本茶パックを入れたフラスコ)にお茶を入れてほったらかしになっていたのを、私がコーヒーマグに入れておいたんや」とのたまう。
あまり自信たっぷりにおっしゃるので、つい、「そうか?それは清まなんだが(すまなかったが)、あんたこのごろ、コーヒーといわず、お茶といわず、みそ汁といわず、容器に入れっぱなしが多いで!」と畳みかける我。
そこで、思い返してみた。きのう、日本茶が飲みたくなり、お茶パックを2つ、フラスコに入れ、沸かしたお湯を注いでお茶を飲んだが、2人1回分のお茶はフラスコを何度も振って出し切ってお茶は一滴も残っていなかった。後でお湯を注いで二番煎じに、と思いつつ忘れてしまったのだった。
ぼくの習性からも、湯をもう一度フラスコに注いで淹れたお茶を自分のコーヒーマグに移したのは、ぼくではなく、姐さんだというのが合理的推測がなりたつ。姐さんもそれを忘れてしまっている。
ぼくは、コーヒーでも日本茶でも、いったん自分のマグに淹れると、まずよほど、作業に没頭してカップのことを忘れない限り、飲み残しはしない。だから敵がそれをやったら、ついつい腹を立てる。
ここまでを読んだ読者のみなさん(犬も食わない夫婦喧嘩を読んでいただくのは申し訳ないが)はもうお気づきだと思う。❶どちらもつまらないことに腹を立てている❷ちょっと前のことなのに思い違いをして、相手のせいにするーこれはもう老人の持病「老人性唯我独尊症」とでも呼ぶべきか。
ともかくも、認知症一歩手前にぼくたちはいることを自覚すべきだ。自戒をこめて、恥を忍んで書いておいた。
これを書く前、ブログの過去ログアクセス履歴に偶然、目を通すと、昨日、下の過去ログを読んでくださった方がいらっしゃる。2016年12月にも夫婦喧嘩のことを書いているのだ。
夫婦げんか https://makanangin2.seesaa.net/article/201612article_3.html
いやはや。これで結婚50年。よくもっているなあ。
この記事へのコメント