国税庁(?)から差し押さえ通告がきた

 きのう(9月22日)夜8時前、iPhoneのSMS(ショートメッセージ)に国税庁を名乗る何者から詐欺メールがきた。はじめはは「国税庁」を疑わず、何かの間違いだろう。応答して抗弁しなければ」と思った。だから相手の指定したURLをクリックしてこちらの連絡先を入力しようかと思った。「いや、まてよ、臭いな!」
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▲写真➀ぼくの携帯番号に最初に入ったショートメッセージ。URLをクリック→下の画面へ

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写真➁差し押さえ最終通知と赤字。これにびっくり。「何かの間違いだろう」と思いつつ「お支払いへ」をクリック
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写真③「本人情報の確認を入力」これで「ああ、相手はぼくの連絡先を知らないのだな。僕を確認せずになんで差し押さえできる。詐欺メールやな」と確信

まず、税金滞納の認識がないし、間違いであっても差し押さえ通告までにリマインダーが何度か来るはずがが、どれもない。ここでこんなでたらめ、役所が出すわけない、と思うべきなのだが、残念ながら、役所がとんでもない間違いを犯すかもしれない、という先入観を我々は持っている。
そこで、連絡を取ると次のようなことが起こる。

 写真③で、詐欺師集団の言うままにメースアドレスや電話番号を入力していたら、相手の思うつぼ。電話に国税庁職員に扮した「役者」らが出てきてATM行きを支持するのだろう。お役人や役所に弱いお年寄り(ぼくもお年寄りだが、役所や役人はファイトする対象だという基本的スタンスがある)なら、税滞納の自覚がなくても、どぎまぎして、お役人さんの「言うまま気まま」になる人が多いのだと推察する。

チェックポイント
写真➀
1)「未払い税金お支払いのお願い」税金は支払いでなく「納める」ものと彼らはいうし、「お願い」でなく「告示」というはず
2)国税庁のURLはhttps://www.nta.go.jp
写真➁
1)市民税・府民税滞納というがぼくは大阪/京都府民ではない。
2)能記期限が通告当日とは急すぎる。さっき見直すと納付期限が最初の翌日つまりきょうに変わっていた。
写真③
1)「下記のオンライン納付」欄にこちらのアドレスと電話番号を知らせたら、すぐ振り込みサイトが届くはず

こんなでたらめに引っかかる人が1000人に1人でもいたら、敵は儲けものと思っているはず。「果報は寝て待て」と連絡を待っている姿(顔はのっぺらぼうだが)が目に浮かぶ。詐欺師集団の網にかかったら最後、寄ってたかって嬲(なぶ)りものにされます。

みなさま、冷静に対処しましょう。




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